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サラダ油、ごま油、オリーブ油の特長


・サラダ油
一般的に食用油は植物の種子から搾られた原油を精製という工程を経て食用油となります。これを白絞油といいます。この白絞油から更にロウ分をウインタリング(冷却)という工程を加えて精製度を高めたものをサラダ油といいます。
(油屋ドットコム 油の科学「良い品質の油をお届けするために(油の精製工程)」をご覧ください。

・ごま油
ごまは荒地に生える植物ですので、種子の中には大変に栄養価の高い油が含まれており、大昔から滋養のある油として大変重宝に食べられてきました。最近の研究では胡麻油の中にはセサミン・セサモールという天然の抗酸化成分が多く含まれており、血液の中の活性酸素を抑制し老化防止に役立つと言われております。また、ごま油は独特の香りと味があり大変に美味しい油ですので天ぷらや中華料理や焼肉などにもよく使われている食用油です。
ごま油は一般的に種子を焙煎してから油を搾りますが、この焙煎温度の違いにより味・香り・色が異なってきます。焙煎の浅いものから薄口ごま油がつくられ、焙煎の深いものから濃口ごま油がつくられます。最近は焙煎をしないで生の種子から搾られた太白油というごま油もよく食べられるようになってきています。

・オリーブ油
オリーブ油はオリーブの果肉から搾られた食用油です。搾りたての油から搾りカスを取り除いただけのものをエキストラバージンオリーブ油といい、イタリア料理に欠かせない高価な油です。また、脱ガム→脱酸→脱色→脱色の精製工程を経たものを精製オリーブ油といい食用や化粧品によく使われています。
エキストラバージンオリーブ油と精製オリーブ油を一定の割合でブレンド(調合)されたものがピュアオリーブ油と呼ばれ、オリーブの種子から搾られた油がポマースオリーブ油と呼ばれています。
オリーブ油は紀元前の昔から地中海周辺でそのまま飲まれたり、揚げ油として使われたり、また、体に塗る油として使われてきました。
オリーブ油の特長としてはオレイン酸という脂肪酸が60%以上ふくまれています。
このオレイン酸は悪玉コレステロール(LDL)を血中から取り除く効果があり、また、比較的に熱や酸化にも安定性のある脂肪酸ですので、オリーブ油を食べると健康に良いと言われています。オリーブの木は250種類以上ありますので、それぞれの種類により、色・香り・味が異なります。一般的に販売されているオリーブ油は数種類のオリーブの果肉から搾られた油をブレンド(調合)しています。そのためにそれぞれ特長のある味・香り・色となっているのです。
医薬品などに使用されているオリーブ油は日本薬局方オリブ油(オリーブ油ではない)として規格が定められています。

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