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品質の良い油をお届けするために(油の精製工程)


消費者の皆様に油を安心しておいしく召し上がって頂く為に、油は次のような方法で製造されています。
大豆、菜種などの種子原料を圧搾、溶剤での抽出、またはこれらの方法を組み合せて採油を行ないます。採れた油を粗油といいます。この粗油に少量の水を加え、加温して、粗油に含まれている粘質物、レシチン、リポプロテインなどガム質を除去して原油にします。
この原油の中には、遊離脂肪酸、色素、微量金属など不純物が残留物として含まれます。この残留物を除去し、品質の良い油を製造する為、原油を次の工程で精製します。
この精製工程を経た物が、植物油脂の製品(サラダ油、白絞油)として販売されます。

◆◆油脂の精製工程◆◆

○白絞油    原油→脱酸→脱色→脱臭→精製油
脱酸:
アルカリにより遊離脂肪酸を除去します。これにより、色調のよい風味の良い食用油が調整されます。
脱色:
活性白土により着色成分、セッケン分、ガム質、金属塩などを除きます。着色成分としては、クロロフィル、カロチンなどがあります。
脱臭:
高真空下、高温度に加熱された油に水蒸気を吹き込んで、不快な臭いや呈味物質を除去し、さわやかな風味をもち、色調が良く、保存安定性の良い精製油を製造します。


白絞油は、まだ油の中に固体脂部分が残留していますので、低温で貯蔵した時、油の濁りや曇りを生ずることがあります。


○サラダ油    原油→脱酸→脱色→脱ロウ→脱臭→精製油
油の濁りや曇りの原因となる油の中の固体脂部分を除去するために脱色した油を脱ロウ(ウインタリングといって0度〜10度くらいの温度に油を10時間〜45時間くらい冷却することでロウ分を分離する)という工程を通した後、脱臭して製品にした油で、低温でも透明な油となります。

植物油は下記の工程でつくられています。

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