油やしの種子から圧搾法によって得られる油である。 やし油とよく似た性状を持ち、やし油とほぼ同様の用途に使われるが、、我が国ではほとんどが食用として用いられている。 沃素価14〜22、鹸化価240〜257、ライヘルトマイスル価5〜7、ポレンスケ価10〜12、比重dF0.900〜0.913、屈折率nI1.449〜1.452、上昇融点24〜30℃、凝固点19〜24℃、不鹸化物1.0%以下である。 脂肪酸組成は、カプロン酸0〜1%、カプリル酸2〜4%、カプリン酸2〜4%、ラウリン酸43〜49%、ミリスチン酸15〜17%、パルミチン酸8〜11%、ステアリン酸2〜3%、オレイン酸14〜19%、リノール酸2〜4%である。炭素数8のカプリル酸、10のカプリン酸の量が少ない他はやし油とよく似ている。 |
↑中の白い種子より |