生産国:欧州
ぶどうの種子から圧抽法によって得られる乾性油である。
国内ではJASが制定されているが取り扱い量は少ない。しかし近年のワイン健康ブームによって
ぶどう種子油の人気が向上してきた。
種核中の平均含油量は10%(7〜21%)で、新鮮なぶどう種子から得られた油は食用に供され、
一見、オリーブ油を思わせるが、組成はむしろ大豆油に似てリノール酸に富んでいる。
比重d@0.917〜0.923、屈折率nA1.473〜1.477、鹸化価188〜194、沃素価128〜150、不鹸化物は
1.5%以下である。脂肪酸組成は、パルミチン酸6〜8%、ステアリン酸3〜4%、オレイン酸18〜20%
、リノール酸67〜71%、リノレン酸0〜1%である。不鹸化物の主成分はステアリンでエリトロジオール
を含有するのが特徴である。 |
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