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油の摂取量と体の関係


1.油のとりすぎたらどんな病気になりますか?
油は3大栄養素の一つであり、エネルギー源として9Kcal/grと高いエネルギーが得られる必要不可欠な栄養源です。また、体内で合成できないリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸など必須脂肪酸の供給源です。食事をおいしくしたり、脂溶性ビタミンであるビタミンA,D,E,Kの吸収を助ける大変に大事な機能をもっています。
油には植物油脂と動物油脂の二種類がありますが、特に動物油脂をとりすぎますと中性脂肪やコレステロールを増大させ、いろいろな慢性疾患を発症させる原因のひとつとなります。
疾患としては、生活習慣病といわれる冠動脈心疾患(心筋梗塞)、脳卒中、糖尿病、肥満、高血圧があり、更には 乳がん、大腸がんの発症率が高まるといわれています。

2.油をとらないとどうなりますか?
油をとらないと 栄養不足、栄養失調となります。元気がなくなり、活力喪失状態となり、運動機能も知力も低下します。また 免疫力が低下し、病気に罹り易くなります。成長が阻害されることもあります。
「なぜ そのような現象が起こるか。」は次の点から明らかです。
油(脂質)は 生体を維持し、活動させる効率の良い栄養源です。また 脂質は生体の組織構築に重要な役割をしており、すべての組織に分布します。細胞膜を蛋白質と共に構成したり、血中のリポ蛋白中に存在したり、貯蔵脂肪として皮下や腹腔などの脂肪組織に存在します。そして、必須脂肪酸から合成されるプロスタグランジンは、種々の生理作用をもち、体機能の調節に預かります。
植物油脂の中には善玉コレステロール(HDL)を残して悪玉コレステロール(LDL)を取り除く機能をもっているオレイン酸を多量に含んでいるオリーブ油や、胡麻油のように老化の原因となる血中の活性酸素を抑制する天然抗酸化成分やミネラルを多量に含んだものもあります。また、魚油に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は血液をサラサラにする機能や脳の働きを良くする機能をもっています。
このように適量に油を摂取することはにより生活習慣病や癌の予防、老化防止に役立つと言われています。

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